Google ClabでStable Diffusionを使うために必要な知識

さっそくGoogle Clabのページへ進んで…といきたいところですが、まだもう少し知っておきたいキーワードがあるので整理していきます。
AUTOMATIC1111とは何だ?
Stable Diffusionの事を調べていると目にするようになるのが「AUTOMATIC1111」という単語だが、それと同時にもう一つ出てくるのが「Stable Diffusion WebUI」です。ここでまた微妙に分からない事が出てきます。「Stable Diffusion WebUI」って言うのは、Stable Diffusionとは違うの?例えばMidjourneyのDiscord版とWeb版みたいに。
Stable Diffusionって言うのは上手い例えが出ないのですが、手塚治虫さんや藤子不二雄さんが描く、身体を持たない生物。いろんなものに乗り移って自在に体を乗り換える事の出来る生物が出てきたりしますが、そんなイメージ。「仕組み」そのものとも言えるでしょうか。(例えって本来物事を分かりやすくするために使うんですけどね…)
私たちはStable Diffusionをいろんなところで利用できるみたいです。一番簡単に使えるのは、Stable Diffusionを実装している生成AIサイト。Stable Diffusionオンライン、Dreamstudioと言ったサイトの事です。反対にそう言ったサービスは利用せず、自分のPCのローカル環境でもStable Diffusionが使えるのですが、ではその場合はどうするのか?そうです、その時「Stable Diffusion WebUI」を使うんですね。Stable Diffusionだけでは実態が無いので、何かしら、どこかしらからのインターフェースが必要なわけです。
そして「Stable Diffusion WebUI」にも種類があるようです。AUTOMATIC1111版、Forge版と言った感じです。Stable Diffusionはオープンソース化されているみたいなので、いろんな人や組織がこう言ったインターフェースを作れるのでしょうか。何はともあれここでようやく「AUTOMATIC1111」と言うワードにたどり着きました。
「AUTOMATIC1111を使う」と言うことの意味
例えばローカル環境でStable Diffusionを使いたい場合、Pythonと言うものとgit、そしてStable Diffusion WebUIのAUTOMATIC1111もしくはForgeをインストールするという作業になります。「自分のPCにStable Diffusionを入れる」と言うのであれば、「Stable Diffusion WebUIを入れる」と言うのが正確なのですね。
因みに、AUTOMATIC1111とForgeはどちらもStable Diffusionのユーザーインターフェースですが、違いはForge版の方がRAMの使用量が少ないそうです。もし自分のPCのスペック的にRAMが足りないと判断した場合、Forgeを導入すると言うのが良いみたいですね。
Google ClabでStable Diffusionを構築したい場合
この場合もローカル環境に構築する場合と同じ考え方になります。クラウド上に自分専用の環境を構築していくという考え方になると思うのですが、Google Clab内にStable Diffusion WebUIであるAUTOMATIC1111をインストールする事になります。
さあそろそろ、実際に手を動かしていった方が分かり易そうですね。今日はここまで!